詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今日と明日を繋いで また昨日のようにずっと今までもそうしてきたように
前と後ろとこれからとこの間の日々をふたつくっつけてひとつに結ぶ役目を与(あずか)るのは僕なんだよ
僕なんだよ
言葉を今だけは胸にしまって置くから
きっといつぞやの夢はやがて幻と消えるさ
忘れそうな事も忘れやすい事も昨日から今日にゆく途中で固まるから
水にはならない
流れやしない
記憶は保たれる
そのままの形で
たぶんね
焦げた目玉焼きみたいな 渋めのコーヒーにミルクを注ぎ足して 佐藤をどばっと入れる
僕は甘党さ
僕は昨日と同じ
過去からも来た僕と同じひとりの僕さ
いつでも
ただ日々が進んだだけだ
青空に浮かんだ雲が
車からは雲が動いたように見えるみたいに
目の錯覚なのさ
雲は確かに動くことは動くのさ
どっちなんだろう
わからないから枯れ草に寝ころんで
お休み さようなら
僕をとり囲む悦楽者様よ!
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