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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2626] あのねのね
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いつかの夜にあのねのねなんてきみが言ったのさ
そんな事言うことは普段ないのに
そもそも話しかけてくることさえ珍しいから驚きながらも内心は喜びに満ちてました 心なしかこぼれた笑顔は暗い夜に明かりを灯す

相談相手ならほかを探すまでもなく僕という最高の相談相手がここにいるじゃないか
ほらその唇さえ僕にそっとあずけてくれよ あの日みたいに

見えているだけの答なんてさ
たくさんある中のただの一部にしか過ぎないんだ
まだまだ疑問はつきない 答の数だけある
疑問はこの先もふえてくよ どんどん時代が変わることでスピードも増して

発達していく世界という青く丸い地球がその中に住む僕らをその身に住まわせ
人という人を集めてダンスをおどる
これですべてやさしくなれるよ
争いなんかやめよう
くだらないだけだから
くだらないだけだから

争いをして誰が困ると思う?
誰が特をするって言うんだ?
わがままな支配者たちのエゴを許すな

きみに学んだ
世界の出来事
平和ぼけしかけてた
僕の目を覚まさせてくれて今日はありがとう

まずはそれに感謝をしたいなあ
理由のない涙と笑顔の花を添えて
ありがとうなんて不似合いなブイサインつくるよ

こんな日曜の夜に
急速に夜明けが来るまではふたりのまま
どんなに世界が
腐ってもふたりはふたりのままさ ずっと

『あのねのね』ってきみが話し出したあの日から 今まで
いくつものあのねのねできみから学んだ数だけあのねのねはある

またあのねのね
きみが言ったら
やってること中断して
きみの話に
耳をかたむけよう

滅多に聞けない
きみの話を
僕だけがひとりじめさ

あのねのねってきみが話すたび
ときめきが生まれる
なにを話すのかなって毎週楽しみさ
きみと過ごせる夜は。

2008/06/22 (Sun)

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