詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
頭の中のパズルが自由な形で組み合わさって
心の中で何か大切な気持ちがほかの気持ちとぶつかり合って火花散る
ほのかに甘いような少しだけ苦いような匂い
明日を包んでく
夏の夜
包み紙をビリビリに乱雑に開ければ
始まる
君を迎えに行く
あのさかのうえまで
君を迎えに行く
プールに行かないかと
もちろんロッカーは別で
夏になると君を誘ってよく行ったプール
今年も誘うよ
君だけを誘うんだよ
その意味わかるかい?
余韻を残したまま
終わる
まだ響いてる花火の音
電車の中
目を赤くした君
ちゃんと洗わないからだよなんて言わない
ウサギみたいだねと笑うくらいで十分さ
二人は
二人は
それでいいんだ
それでいいんだ。
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