ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 今でも僕を

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2653] 今でも僕を
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

君の名前をひとたびつぶやけば
さびしい部屋もなんとなく明るくなる
君と視線を合わせれば心なしか
悲しい気持ちさえなんとなく忘れられる

そんな他愛ない日々をふたりで形作ってゆこう

川が出会うように
落ち合うところで
ふたりも出会った

いつもいつもブルーな気分で生きてても楽しくなんかない
滞りなくどこまでも青いスカイを見上げながら笑ったりする

こんなにも幸せな人だとは思わずに
かろうじて君にはわかるのかなあ
そんな他愛ない小さな真実がわかるのかなあ

名もない歌を口ずさめばきっと明日はきれいな虹色
口笛を吹き鳴らしながら歩いてく日々はまだ遠く続く
君の笑顔を力にして原動力は愛 そして石炭は君自体だよ

だから進む だから走れる
だから…だから きりがない
何度いってみたところで
だけど…だけど くり返す愛の言葉
愛言葉

それはすべて君が好きだから
それだけで僕は命さえかけてしまえる
それだけが僕を日々生かし続けるんだ
それはただね君を愛してるから

君と出会った時からそれは変わらないから
世界一っていった臭いセリフとかも
なかったことにはしないから 本気だったから

あの日の思いも今の思いも毎日思うことにも相違はないから
同じなんだから

わかっていてね
君を好きだから
誰よりも 何よりも
君だけには幸せにしたい
君だけを見つめていたい
愛をくれる代わりに
君を考える願いばかりが増えてく

願えば願うほど愛も濃さを増す
一日ごとに距離は縮んで愛は昨日より絶対確かなものになってって

そして 何十年くらい経ったあと年老いたころにもう一度たずねます
僕を愛してますか?とわかりきってるけど
愛があの日と同じ本物なのかを知りたかったからわざとたずねます

僕を今でも愛してますか?

2008/07/06 (Sun)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -