詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
表裏 裏表
ある人って好きじゃない それに比べて彼は私の求める最適な男性だわ
『あなたって常に冷静なのねなんて』
ただ物静かなだけなのに
でもそれが、幸をそうしていつの間にかゴールインにこぎつけた
だけれど 佐竹さんはあがり症
人前でうまく話せないあがり症
僕みたいに
それが故にせっかくのラッキーさえも
みすみす逃す
けれど彼女みたいなスレンダーな人は
もともと佐竹さんにはミスマッチ
だからこれも見方を変えれば運命か天性かなのかなあ
わからないけど
僕はただ彼の幸せを願うよ 星々の中のどれかの星が叶えてくれればいい
こんだけあるんだから優しい星とかお人好しな星とかいるよねなんて
佐竹さんは常にあがり症だけど
前向きなところもある素敵な人
ただみんな深くつきあわないから
わからないだけなんだと励ます
腐れ縁 それは僕
なんだか しょうもない関係だけども
君の事は迎えにくるのに 僕までは迎えに来ないのか
記憶の中に張りつくおきまりなルールと二度目の出逢い
重なる記憶と記憶のピース 一致する景色
いつだって感じてる
想像の内側から見てる。
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