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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2723] なんの力もない詩だけど
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


君の為だけに歌う歌が此処にあります
君の為だけを思いながらつくった歌が

闇を超えて此処まできたよ 果てしない恐怖と闘って
君は傷だらけになって帰った僕にいつもの笑顔くれた

それだけでもううれしすぎて たまらない

僕が歌う唄は誰かを幸せに出来てますか?
僕が歌う事で誰かを困らせてたりはしてませんか?
僕が歌う唄にはどんな力がコモッテルンダロウナ
わからないから教えてほしい 神様に

ああ、なんの力もない詩だけど
自分の力 信じて
精いっぱい歌うから
きっと神様が応えてくれて 見返しをくれるんだ
報われる日を与えてくれる

信仰さえ薄い僕だけど
神様を信じるどころかばかにしてたのが事実
その時の心はまるで薄めないカルピス
闇が濃すぎてとても見せられたものじゃない
自分ばかり見ていた
他人を思うだけでこんなに良い詩が書けるのに
良い詩ってきっとみんなが笑顔になる詩だろ
涙を流してもらえるほどリアルな痛みの伝わる詩こそ本当の詩なんだ

そしてそんな詩をかける人こそ幾人もいる本当の詩人 本物の人間

詩人も人間も同じ心を持つから
詩人であれば人間の心ということさ
唄う人のように詩を書かなくたって
書けなくたって
みんな 詩人の素質を持つ詩人になる手前の光か光らないかで迷う幼い光
ただ唄う心が目覚めてないだけ
ただ人を思うことが慣れてないだけ
不器用なだけ
今は。

だけれど いつか
唄えるさ
みんなが笑ったりただ当たり前に涙するような
そんな人になれるさ
そんな人になれたときこそ僕は本当の人間になれる

傷ついた傷の数だけ
流してきた涙の数だけ
笑顔が必ず裏を見ればあるはずだから
決して涙の記憶だけにさいなまれないで
思い出してごらん
辺り気にせず唄えてた幼き日の詩を 自分の姿を。

2008/07/22 (Tue)

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