詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
たとえばもしも僕が君の立場なら逃げているような事態でも君はおそれずに立ち向かうと誇りを胸にいった
それが無理ならばせめて何もいわず穏便におさめてください
それが出来るのはあなただけ
そんなふうなひどく曖昧な励ましをくれた君の胸の中
今ならわかるような気がしてる
目に見えている現実だけがあなたの生きる道じゃないさ
ほら目を閉じてみれば不思議に見えるはず
これからのあなただけの妄想に近い未来の設計図を僕にも見せて
近いような遠いようなまなざしを空に投げた朝
苦しいとわかってて
それでも走り出した人はえらい
きっと僕の何百倍も
その人は僕なんかとは大違い
比べられもしないくらいえらいさ
君のことだよ
心なしか寒い夜
今笑った君のこと
ひどく蒸し暑い朝
パンツ一枚で
のんきに昼寝してる
僕はまだ遊び盛り
僕はまだ大人じゃない
まだまだ いってる間に大人になっちまうけど
大丈夫
大丈夫
僕には君がいるから。
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