詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
いつまでも色あせず心の中にある鮮やかなままの思い出はきれいだけど思い出すたびせつなくなる甘酸っぱい記憶
あの日ふたりで永遠誓う言葉を刻んだ
それでも今叶えられていないのはきっときっと嘘なんかじゃないね 嘘なんかじゃないね
今 君に初恋の人を重ねてしまうのは
とても似てたからじゃなく君が初恋の人と同じでやさしい瞳をしていたからさ
いつだって
いつだって 忘れたくないから
たとえそれが
僕を苦しめたとしても消さないよ
初恋はバラード
聞けばたちまちやさしくなれる
この痛みは始まりのささやかな試練
初恋はバラード
また何度も聞きたいな 君の声で
胸がしめつけられるくらい痛くても
僕は笑顔を浮かべるんだよ
たとえば当然のように澄みきった青空のように
ただ当たり前な頑張りさえ見えないけど
きっと青空だって晴れさせるためになにか頑張ってるはずだ
人が雨降りがいいと願えば…
ただ空だって無敵じゃないから願いを叶えきれないだけ
ただそれだけで人は空のせいにして
何も知らないくせに
八つ当たりして
ふざけたもんさ
バラード 今 歌え
君の声 僕の声を
重ね合わせてひとつにしよう
君の心 僕の心も
重ね合わせてひとつになろう
やさしい痛みを感じるために
投げ出すんじゃなく変えていくんだ
未来が明るくなるように
きっとできるはずさ
無力な僕らでもこんなに人のために捨て身になれる愛があれば
僕でも 君でも
歌えるはずだ
空にも届く歌を
ラララ ラララ…
声はいつも掠れているけど
それもまたいいじゃないか 君らしくて
大事なのはそんな不満をただの不満にしないで そう 少しずつ変えていけるだけの勇気や我慢にするかどうかだ
それ次第で明日はバラ色にも灰色にもなるって思うよ。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -