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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2765] やさしい嘘のつき方
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


山ほどある嘘の中でうもれてる 真実はほんと数少ないから
僕らは真実とよくできた嘘の区別をはっきりさせるすべをただ知らないだけ
それだけでときにそれが嘘だと気づけずにだまされてしまう

だけれど真実を見極められる目を僕らはもっているよ
ただいつまでも嘘にだまされて落ち着いている僕らだと思うな
嘘なんかこの手でいつか握りつぶしてやる
粉々に

ジョークなんか通用しない奴だっていいんだ
あきられるほどまじめに生きている奴のほうが素晴らしい

そうさ

嘘やまやかしなんか
結局はすべて
裏を返せば真実の変わり果てた姿

元をたどれば真実だから同じにおいを感じて嗅ぎ分けられなくてもちっとも変じゃない

だから落ち込むな
そろそろ立ち上がれよ
嘘が嘘でなくなったなら
真実をまた探しに行け

ひとりがイヤならふたりでもいいから

僕が行くよ

だから行こう 行こう

嘘でもやさしく存在できる世界へ
嘘でもいいようにだけ使われる世界へ

ふたりで行こう

やさしい嘘のつき方探しに行きましょう
迷わずにルッタッタ
探しに向かいましょ。

2008/08/10 (Sun)

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