詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
『あなたに出逢えてほんとに良かった』
そう思える出逢いをこれからもしたい
たくさん たくさん
人と会うということは当たり前だけれど
考えてみればとても素晴らしい事さ
もしこの世に僕ひとりだけだったら会えなかったものね
だからこの小さな出逢いに感謝したいよ
心から喜べずにいた昨日の自分を反省しながら
君に出逢えたその意味その喜び感じながら
僕はいつかほんとにお別れする時
君にはじめていうんだ
今までほんとにありがとうと
そして付け足すみたいに愛してるといおう
さよならするまでずっと一緒に居たい
寄り添って
握った手をはなさない
さよならするのは僕らどっちかが死ぬときだけ
でも残された人が不憫だからふたりで逝こうよ
そう誓いあった夜から幾日過ぎただろう
どんなに小さな出逢いでも出逢いには変わりないから
僕は感謝する気持ちを忘れやしないさ
ひとつひとつの人生という長い道での出逢いが自分に何かを教えてくれるよ
強くもしてくれるよ
だからありがとうはさよならする時まで我慢して のみこんでおくのさ
吐き出すときは空に昇るときだと決めた僕をゆるしてください
今 ありがとうをいってしまえばきっと僕は死んだことになるから
もし君が先に逝ってしまったときにはいえなくなるけど
ありがとうという言葉のすべての意味を知らずに生きてきた僕にはきっとこの言葉はあまりに大きすぎるよ
『愛してる…愛してる』
君がさびしいときはそうささやくから
どうか僕の胸の中においで
この胸にすっぽりはまるくらい君は小さい
けれど僕には君の存在が偉大に見えた
だから今こそいいたいよ
その勝手に決めた自分との約束をやぶっても僕は死ぬことはないからとかじゃなく
本心からやぶっても惜しくないと思ったから
聞いててね ありがとう。
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