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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2844] 僕らの足跡
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


泣いているときも
笑っているときも
怒っているときも

キミは素敵さ
君は変わらないね

キミのままで
キミのままでこれからもそばにいて

僕のあたまの中で回りだす予感
走り出した季節
街路樹 並木道
吹き抜ける風

小さな希望 胸に抱いて今僕らは新しい季節を羽織る

どんな季節も
どんな時でも
いくつ時が過ぎて
歳をとっても
昨日よりずっと
今日は愛は薄まるどころか深く深くなる
終わりに近づくたび悲しくなるけど
終わりがあるからこそきっとあなたといられる限りあるこの時間を大切に生きられるんだよ

きっとこの時間が永遠に続いたら
いつの間にか愛することも飽きてばかばかしくなる
僕らの関係も

人はきりのいい終わりが定められてるからこそ
大切な人をいつまでも大切にしようと思える
限りあるこの時間も大事に生きていこうと思える

だから

キミが見せる笑顔
他愛ない会話のさりげない仕草のひとつひとつ
胸に焼き付けたいんだ

キミがなにより大切だ
誰にでも大切な人がいるように
ボクにもいるよ
それがキミなんだキミなんだよ

目の前で笑うキミ
時々 悲しい顔でうつむくキミ

すべてが明日につづいてゆく
少しずつ勇気ややさしさをもらうことで二人は二人でいる意味を本物にしていく
きっとキミもわかっているんだ

だからキミがいちばん ボクにとって
昨日のキミも好きだけど
今日のキミはもっと好きだ 特別だよ

キミはボクの人生のすべてになる
理屈を通りこした真実が偽りを染めていく
それだけでそれだけで二人は二人でいる意味を叫ぶんだ

二人で行ったあの場所
二人で見たあの空
いつか終わりが迎えにきて記憶から消えても
そこには残るんだ
僕らの足跡が
愛し合った事実が
足跡として残る。

2008/09/01 (Mon)

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