詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
せつない夜に揺られてたら 眠れない
君のことばかり考えちまう 恋なんてするんじゃなかった
やっぱりそう思っても出る答えは一つだけ
君が好き 君が好き
それ以外にはなにもない
君がたやすく一言返事で応えてくれるならいいけど
恋なんてするんじゃなかった
恋なんてするんじゃなかった
こんなにせつない思い抱えるくらいなら
恋なんてするんじゃなかった
恋なんてするんじゃなかったよ
声が震えてた
窓の外には夜空に浮かぶ月 僕を見下ろしてる
悲しいほど輝いてる
君がただ好きなだけなのに どうしてこんなに胸が痛くて伝えたいのに伝えられない
言葉でいうだけなら簡単なのに
意気地なしの僕は何度も繰り返してる
ごまかすように
今も
恋なんてするんじゃなかったと
恋なんてするんじゃなかったと
ズルくて弱虫な僕は何のアプローチもできず恋の傷を青春に残してきちまった
今も時折 傷んで
恋人を見かけるたびに 傷んで
どうしようもネェな
どうしようもネェな
俺はどうしようもネェ卑怯者さ
いえもしなかったのに勝手なことばかりほざく
負け犬の遠吠えのように繰り返すのは言い訳と負け惜しみ
恋の傷が癒えない
好きな人がまたできてそして言葉にできるまで
そうしなけりゃ始まらない 自分が自分でつける傷が増えていくだけ
恋の傷が 自分の弱さのために傷だらけになってバカみたいだ
俺は。
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