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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2876] ティーンエンジャー
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


幼い僕らにとって未来っていう場所は
ここからは決して近からず遠からずあって
たまに迷い道 たまの寄り道 欲が災いしてゴールが見えなくなるよ

目で見える物だけを信じていたいけど
なぜだか信じられないものばっかしだ
世の中にあるどんよりとした空気は
下克上したい気分さ
逃避行したい気持ち

されど逃げ場なし

見れば死に走る子供
騒ぐだけ騒ぐ無力な法と政治の醜態

悪態をかいま見る

つぎつぎ露わになる世の中の汚点
いい加減さ

だから信じられないよ
なにもかも 自分以外
閉じこもることもしたくなるさ 心の檻に鍵を掛けたくもなるさ
わからない親や政治家たちは頭がムダに堅すぎてもはや話をする時間も無駄で
まったくの論外です
子供も子供で妙に賢い奴振るロボットボーイ

ああ 僕はすべて何から何まで
世の中の脳天からつま先まで嫌いさ
ああ 僕はすべて誰彼かまわず
世の中のア行からワ行まで嫌いだよ

すべて すべて すべて
そう思わせたのはほかでもなく世の中なんだから
文句 文句 文句
言えねえはずだ

睨みつけたって
こわくもないぜ
出てきて欲しけりゃ
正座してみやがれ
詰まらねープライド捨ててよ
ひとりの人間として
政治家や親である自分を振り返りながら

自分にドントストップ
世の中にブレーキ掛けて
タイヤが焼けるくらい
出来なけりゃ徐行してよ
誠意が僕に伝わるくらい

悩ましきボーイ
アンド
悩ましきガール

難しき年頃です
時代を超えて
いつの時代にも
変わらないね

悩ましきボーイや悩ましきガールが抱える不満は。

2008/09/08 (Mon)

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