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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2905] 愛の一生クッキング
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


愛の一生クッキング
はじめたら止まらない
生まれてから死ぬまで

弱火でフライパンあたためたら そこにひとつ幸せを落としてごらん
それはやがて笑顔という一品になるんだぜ
舌もとろけるくらいの甘さ ピリリと時たま舌を刺激する辛さが隠し味
素材のもともとの味なんです
愛の味なんです

愛の一生クッキング
はじめたら止められない
箸が止まらない

美味すぎるぜ
話も美味すぎるぜ

愛の一生クッキング
パートナー
お手伝い
いればすぐはじめられるのに悲しいことに僕には居なくって

ふと見上げた空に流れた星に祈る
愛をひとつくださいな
涙の粒がフライパンに落ちて…煙の向こうで君が笑う

愛の一生クッキング
一生のうちに愛がみつからないとはじめられないのが玉にきずです

もう準備できてるのな
僕はいつでもはじめられるのに
愛さえここにあれば
具材さえ意味をなくすね
愛が無いならただの邪魔なもんさ

涙のクッキング
あふれるのはポップコーンみたいな塩見の利いた辛い恋の味。

2008/09/14 (Sun)

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