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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2909] 青春はサーカス
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


すこしずつ 人は大人になるけれど
いつからが大人でいつまでが子供なのか
それさえわからないのに大人です もう僕ら
それでも大人と名乗りたい ちょっとマセた僕らはいま危うい道を歩く 綱渡りしてる最中のようです

夕暮れの向こう側
沈む景色 闇がせまる
窓ガラスに映るオレンジの空 昨日も見てた
まるで、幻想的だね 吸い込まれそうだ、魂ごと
子供といわれるのが慣れてるせいかあまり怒れないな
僕らまだまだ子供でいたい年頃 それなのにどうしてある日ある時から大人に憧れたんだろう
どこで間違ったんだろう
どこで踏み外したんだろう

oh 青春はサーカスみたいなもんだね
oh 青春はサーカスに似てる、似てるね
oh 青春はサーカスほど危うい時期じゃないかい?

まるで急に野生に野放しにされた犬や猫みたいに
僕ら不安いっぱいの胸中でなにを見ていいのかさえ なにを信じていいのかさえわからない
ただ泳がせてる
目と目が視点定まらずに ここからだと高い地面にただ目を落として そのまま真っ逆様
血の花びら咲かすことないように自分をしっかりもたないともたない時期でもあります

周りからのフォローひとつで
周りからの語りかけひとつで
変わるってこともある
大切なのは環境
そしてごく当たり前の笑顔の咲く あたたかい家庭

つくってこう
増やしてこう
僕らが いますべきこと見極めてごらん

えらくもなんともない僕だけど
ただひとつ
ただひとつ
青春を歩くときには気をつけなさい
これだけ伝えても
歩かないかぎりはわからないから起きるハプニング

ラララ…

サーカスは続くよ
そこに新しい命が咲くかぎり
咲き続けるかぎり
サーカスはやまない

人の悩みも迷いも人の数だけあって
人はそれと闘い続ける いわば宿命です

ルルル…。

2008/09/14 (Sun)

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