ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 1%の希望

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2911] 1%の希望
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ふたりがふたりじゃなくてどうすんの?
ふたりはふたりだからふたりというのに
ふたりがふたりになるために一人でいるのやめたはずなのにな

ふたりは今 ふたりをやめてまた淋しいひとりになろうとしてます

やだな やだな ひとりは
ふたりでいることの楽しさ知ったあとじゃ悲しすぎるぜ
死ぬのも生まれたあとじゃつらいように

君が好き
君が好き
ふたりのままでいたい
ずっと
ずっと
ふたりのままでいいよ

君に伝えた愛の言葉
あげたものは返せないはずなのになぜか
元あった僕の心にかえってくるよ

せっかく注いだ思いなのに

さよならはいえそうもない
さよならをいいたくはない

僕なのに
ふたりでいられる選択がない
君よ 奇跡を待ってていいですか?
こんなに誠心誠意頼んでも無駄に終わるなら

確率など気にしないけど
ゆいいつの1%にかけてもいいかい?

1%の希望を待つように たたずみまぶた閉ざした暗闇の中
あけた先になにを僕は期待してる?

さて、さて。

2008/09/14 (Sun)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -