詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕から遠ざかって
逃げてく思い出の背中を追いかけて
追いかけて
追いつけなくて
それでも
追いかけて
追いかけて
追い続けて
とうとうこんな場所まで
こんな歳になるまで
無駄に日々を削ってしまった
でも ほら 見渡せば思い出が僕に笑いかけて頑張ったねっていいながら手をさしのべる
そうさ! やさしさは裏切らない
厳しい世界
泣きながら
涙しながら
地球は頑張って生きる君を見守ってる
うなずきながら
いつもいつも追いかけていた君を見ていた
なにかを今も追いかけて
泣きながら
笑いながら
追いかけるものが無くなるまで
追いかける日々が無くなるまで
命を戸棚にしまう日まで
追いかけて追いかけていくつもりです
姿さえわからない真っ黒い影のようなものを
追いかける意味さえわからないけど衝動的に
追いかけて
途中ではぐれて
涙 おとして
心はこんなにも
蒼くせつない色
地球の涙
宇宙の神秘
生きる不思議
計り知れない生命力
追いかけて
いつかすべてを知る日まで生きていくつもりだ
答をしる前にすべて終わっても
土にもぐっても
追いかけて
追いかけていたいほど人生はおもしろいほど謎が多い
だから魅力的なんだ
永久に生き続けていたいと思うんだ
寿命がなければと思うんだ
こんなに
こんなに
たくさん生き続けていくことで手にできる光とその心地よさを知ってしまったから
こんなに
こんなに
終わりがおそろしい
歯も立たない
運命が憎らしいな
永久に変わらない願いは同じ様に永久に叶うことはないから。
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