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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2982] 君は僕の光 僕は君の光
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今日の僕にさよなら
明日もまたさよなら
人は生まれてから死ぬまでのあいだに
どれだけのさよならを言って
いくつの出逢いが続く
すぐに終わってしまう出逢いならば最初から出逢わなきゃよかった出逢いもある

だけれど出逢いは少なからず人に強さという光を与えてくれる
ずっといつまでもじゃなくても
その場だけ
今だけ
光をくれるからね
感謝しなきゃ

だけれどさみしいよ

本当はずっと君と居たい
本当はずっと歳をとらないで若いまま
君とずっとこの楽しい毎日を暮らしていたい
毎年 季節がめぐって新しい自分に生まれ変わるとき
言い様のないさみしさが胸をくすぐるんだ

だから涙はきっと手放せない
だけれどそれでも強い自分で居たいんだ
その想いだけはずっともっていたい

たとえいつか いつの日かこの世界と君にさよならする日が来たとしても
今まで君と僕の二人で作った思い出だけは忘れない
忘れないであの世までもってくよ

現実なんて思ってみればかなりシビアだけど
その悲しささえも光に変えられる強さをくれるのが愛する君だから
わき腹の痛みをこらえてゴールまで休まず走りきるくらいできるはずだ

君が僕の光で
ずっと居てくれるなら
ああ
君は僕の光で
僕は君の光さ
そんなふうにお互いが助け合って生きていこう
それがいい 素晴らしい生き方だよね

瞼をつむって今見ている景色をその真っ暗闇の向こうに見いだすように
本当の君 描けたら
ああ それは 新しい僕の始まり

そしてまた僕は脱皮するみたいに
またひとつ大人になる
せつなさを抱えると同時にそれに対抗する力も授かるから
きっとこの先どんなことがあっても二人なら大丈夫
そんな気がする
なぜだかね
君を見てると
確信もてるよ
君が僕の光でよかった。

2008/10/13 (Mon)

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