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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3017] 恋愛キャッチボール
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

君が必要としている時に その場所にいつだって愛は咲くよ
ボクは居るから

泣かないでなんて野暮な事はいわない
泣きたいならば好きなだけ泣くといい
それが人間ときりもないくらい思うから
叫ぶから

愛よ泣け 愛よ笑え
君よ泣け 君よ笑え

そして人生を優雅なまでにその羽広げ遠慮なんていらないからボクが許すよ自由に飛ぶがいい

ボクの前でならルールなんて無用
愛にはかしこまったルールなんていらないよ
必要最低限のルールさえ守ってわきまえてりゃ二人はいつまでも二人のままやっていける

そう、信じてる
ばかみたいだろ
でも
ばかみたいに
ばかになるくらい
君が好きだから
君に本気の気持ち向けてるから
すべて捧げる
この思い 身体
君に受け取ってほしい

この気持ちアイラブユーなんてかっこいいハイカラな言葉いえないけど
日本人らしくせめて愛してるときっぱりはっきりいうから
そん代わりいうから
受け取って本気の思い
今投げるから恋の豪速球
たまに見えない魔球
君のミットに向かって投げ込むよ

キミだけはボクの空振り見てもばかにしないで本気で付き合ってくれた 成功を待っててくれた

だから 期待を裏切れないのさ
がんばるよ
がんばるよ
その期待にこたえられるように
がんばるだけじゃ報われないとしても
がんばる事がとりあえずの策で今は近道と思うから

かまえてて 投げるから
ボクは恋愛ピッチャー
キミは恋愛キャッチャー

始まるよ 恋愛野球
始まるよ 二人だけのキャッチボール
夕暮れに映える二人の影 ゆらゆら
いつまでもきりもなく二人は二人の夢を追いかける
追いかけっこはずっとつづいてく

真っ正面ねらって
すり抜けてもすっぱ抜けても泥だらけの顔袖で拭ってもう一度
涙はあとにとっておくんだ。

2008/10/26 (Sun)

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