詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
いつも悲しみに出遭うたびに心がしぼむよ
自分にとって都合のいいことがあったときはうるさいくらいはしゃいで笑うくせに
なぜか訪れたのが悲しみでその悲しみを目の前にすると声も出ないくらい
まるで魂抜かれた悲しいぬけがら
置き場のない悲しみは心のどこに置いたらいいですか?
心はこんなにも悲しみ記憶にすり付けること拒んでる
うれしいことなら
楽しいことならば
いつでも記憶につめ込む隙間はたくさんあるのにね
なぜか悲しみは拒絶するんだ
この心がそんなもん頼まれたっていらねえと受け付けないよ
吐いて捨てるほど悲しみがこれ以上増えても仕方ないし
我慢の限界はとうに通り過ぎているのに置き場なき悲しみは無限に増えていって有限なるボクの限界ある脳味噌の要領をかるく超えて破壊する
もう笑うしかない
ゲラゲラ ヘラヘラ
ばかみたいに大爆笑
なんて悲しい現状
どうにもこうにも
逃げ場のない現実をふらふらゆくよ
孤独なボクは灯りを探して夜の道を歩く
トボトボわびしい気持ち消えるまでしばしの口直しならぬ心直し
なんちゃって
風に吹かれてそんな気持ちすらカッコつけるためのいい雰囲気として利用して
黄昏に吹かれて
なんてさびしい人なんだろうね
こんな自分ホントは一番嫌いさ
ホントにホントに
大嫌いさ。
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