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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3027] 未来へ羽ばたく子供たちへ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

ねぇ その指ではさんだたばこ道ばたにいま捨てたでしょう?
誰も見ていなきゃいいんだって顔
罪の意識なんてその顔からじゃ感じれない やさしさまた一つあなたから抜け出て一瞬で消えたよ

とめどなくあふれ出るその涙は生きてるから流れるのに
いつからそんなにもけがれてしまったの?
心はどこに行ったの?
疑問ばかりが浮かんでは消えないまま
ボクの中にあふれてるよ

誰かが決めたルールを嫌って守ることが面倒と思うならば
たとえば生きることやめればって話になるけれど
あえてそこはしないで
簡単なことからまず始まればいい
当たり前なことでも当たり前という意識を見失ってしまえば人は当たり前なことにも目が向かなくなる

だから人はけがれている心を持つのだね
人は最初からけがれてないよ
生きていくうちにけがれていく人はけがれていくだけで
人は生まれてから幼い日々生きるしばらくのあいだはなんて純粋なんだろうっていうくらい
澄んだ瞳で思いのままに手足を動かす
それだけでよろこびに満ち溢れた笑顔浮かべてたのに

どうして人はずる賢い金儲けの方法や生きていくうちにうそをつくこと そのうそで巧くごまかすことを知るのかな
周りの環境…孤立した環境 会話のない家庭や仕事場や学校
であう人々…みんなうそで塗り固められた言葉ばかり言う人 その概要は様々にあるけれど
それだけでもずい分変わるのに
なぜ不必要な悪魔が人の足を汚すのか
人を変えるのか
その甘い麻薬のような欲望や偽りのあめ玉を人は受け取ってやさしさ忘れてくのか

当たり前なことなのになぜできないの? ルールを素直に愛せる今を生きてる人はためらいもなくみんなそういうけれど
ボクは当たり前なこと以上に難しくて簡単なほどに疑問を持つ答が人の脳味噌を混乱させるものはないよ
だから幼い生えたばかりの羽はふるえて縮む。

2008/10/31 (Fri)

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