詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
すべての人の祈りが叶いますように
それぞれが願う場所へ届きますように
すべての人が平等な今を生きられる日がいつか来ることをついぞ想う
なにも関係ない顔をして笑っている人
真剣な気持ちで国をまたぎ足をはこぶ人
いろいろ居るけれど
僕は何をしたかな?
何に役立てるかな?
教えて
この夜空みたいな真っ暗闇の世界に今星はいくつ輝いてるだろうか
小さな星もでっかい星も
今にも消えてしまいそうな弱い光放つ星も
まぶしい光放つ星も いろんな色に輝く星も
すべてが命ある星
輝く星の数だけ人の幸せも同じように輝く 宝石よりも価値のあるきらめきをもつ
ひとたび輝きを失えば永遠に輝くことはない
それが命
悲しいくらい星は今日も輝いて
輝きを失う日まで消えかかりそうになりながらも必死に命を輝かせる
本気で生きたいと思えば思うほどに輝きは増すから
人は嘘でも生きたいと思い輝きを消さぬようにと涙を風に流す
そうしていつか本物の星となり先立った日には罪滅ぼしとして残した小さな星たちや愛する星を見守る
強く強く輝いて今という一度きりの時間の中で精いっぱい輝く
僕は僕という人であり
輝くために
生きるために
生まれたたったひとつの星なのです
世界が終わる直前までいくら待ってもひとりしか生まれないとても貴重な星
それがここにいる僕なのです
流れ星のように
誰かの願いの真ん中になれるように
僕は愛する人の隣で今は輝いて使命を果たそう
それが今の僕の願い
ううん これからもずっと多分僕の願い
今日の夜も見上げる空に星をみつける
そして一番近くでみつけられる星がしきりに微笑むあなたという星が輝いてる
僕もあなたにとっての一番の星になれるようにずっとそばにいてその機会を待ってる
星らしくさり気ない距離をとりその分愛でうめて。
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