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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[31] 土砂降りの恋
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]

僕らが分かり合うために時間はそんなにいらなかった
すぐに君と打ち解けれた
他愛もないすれ違いや行き違いが別れを招く
そんなこと知ってるよ
だけど
何故だろう想いとは裏腹に君は僕から離れていく

追いかけても追いかけても届かない
幸せだと嘯く声はすごく小さかった
もう少し君と一緒にいたいけど
それは叶わぬ願いなんだろ

だから
君が離れていくのを
見送るしかないんだね
傘に隠れた君の姿
雨の中
手を振ることもなく
ただただ涙が溢れて
愛をなくした悲しみ
じっと感じてた
そっと涙を拭った

土砂降りの恋
いつもそうさ
愛すべき人を抱きしめれずに臆病になって
愛を失うことになる
そしてまた
今日もこうしてまた一つ愛をなくした

土砂降りの雨の日に。

2006/12/12 (Tue)

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