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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3197] 大人よ 少し考えろ!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


この足が止まるとき
前進が止まるとき
それは僕が死ぬときだ
あほらしいくらい当たり前な事にも涙してしまう
現実はいつでもリアルすぎて生々しいんだよ

痛いのとんでけっていって子供をうながしてる団地の母親を今朝見たけど
おかあさん小さいうちは花だよな
そのうち絶望に打ちひしがれるから
子供に伝えたい
ああ 伝えてえ
大人たちの苦しみを
またその姿を
悪気はないが教えたい
こんなにも大人たちは君ら以上に悩んでる事
君らもまた苦しんでるだろうがそんなの比にならないくらい我々は宇宙人だ
違う我々は苦労人だ
子供の苦労
大人の苦悩
決して天秤にかけていいもんじゃない
だけどとても苦しいよ

まるで地獄を絵図を少しかわいく描いてしまったような日々
君らを待つのがどうか僕らのような絶望を抱えて苦しむ未来にならないように
今の大人たちがこの世界を変えていくのだ
平気で道ばたにポイ捨てするような汚れた心じゃ明るい未来は当分期待できない

だから子供たちは悩んでんだな
大人がしっかりしないから
子供もゆがんでくるんだな
間違った正しさを記憶して 罪を問われる子供は大人の間違った姿を正しいと思ってやった
だから本当に裁かれなきゃいけないのは大人でしょう

あいつ等はあいつ等なりに迷ってんだ
眠れない夜もある
歳をくった奴ばかりがものを知るわけでもない
子供だって見てるときは見てる
いろいろ知ってるよ
だから当たり前な事も忘れてる大人よ
自分の過ちを棚に上げて子供をしかる権利はない
さあ謝れ
子を育てるのはいつの時代も大変 難航を極める
だけど確実な間違った正しさを植え付けたのはおまえさん等だ
鏡に映った自分の醜い姿をそのままうつしとったかのようなお子さんですね
その一言正直痛いでしょ
ならば考えてみなさい…

2008/11/29 (Sat)

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