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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3231] はるか 解き放つ光
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

どこか遠くへ 行ってしまいたいよ
親、社会、日々の生活、なにもかもから離れて なお且つ平穏に生きられる場所へ
電車ならいくらぐらいで行ける?
飛行機なら国外のどこにそんな場所が存在するのか?
やっぱり自らを自らでくたばらせるのを選ぶしかないのかなあ

いつもこんな想いはぐるぐる僕の心の中で渦を巻いてる
まるで竜巻みたいに
綿あめ作る機械のように
どれもがどれも絡み合いながらもつれながら
ああ 気持ちだけはいつでもはるか彼方見つめている
そう ひどい土砂降りの中にいても空をかき分けて輝く太陽の光を待ってる

闇と光
その間の影 どちらにも染まることのない孤高の一色
ゆらゆら 揺れながら僕はただ孤独な唄 口ずさむの

ちいさな星 ひとつはるかに輝いているのが見えたら
きっと素直に歩き出せるから
もう少し それまで待っていて
時間は誰のものでもないもう少し待てばやってくる流れ星期待するように
きりもなく宛のない奇跡のおとずれ 待ってた

そんな僕はだめな奴かなあ
秀才の人から見ればもう人生捨ててるようなもんかなあ
でも真っ暗闇の中にいても そんな未来を選んでも光は見えるはず だって誰にも平等なのが未来でしょ
かならず僕の瞳の中にある望遠鏡から
見えるはず 燦然と輝く星が
けっして望遠鏡は高いものじゃないけど
僕の望遠鏡が映し出したのははるか先に見える 素晴らしい未来
見過ごさないように好みの星をとらえてそれを空にいつか解き放つまで
果てしない想い 抱きしめたままはるかにずっとずっと目指してゆく
やがて 時期が来て光 解き放つまで

僕は不安と希望のあいだを駆け抜けてく
雨の日 晴れの日
光が見えない日
光が見えた日 いろいろな今日が見てとれる
それもまた人生のおもしろい所
それこそが人生の醍醐味だから
負けずに笑顔で応戦だ。

2008/12/05 (Fri)

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