詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ルールを丹念に死ぬまで守りましょう
取り決められた規則を守りましょう
全然ルールからはみ出さないあなたはいい子だ 誰が見てもきれいな瞳をしているのがわかる
反論さえせずすべて受け入れる人
そんな子を世の中は求めているのかな
ならばロボットで解決すればすむ話
やっぱり人は罪を犯したりうそをつくから人なんであって
それがなければ人じゃない それは人の形をしただけの人でなし
人間もどき
たしかに たしかに
それは反論の余地もないほど正しいことですが…
はたして はたして
それがいつまで続くことでしょうか そんなんで笑えるかな
正しいルールや
なにもかも規則に従った そんな世界ならば僕は死んだほうがマシだ
今 こんなふうに言えてしまうってことは今の世の中が素晴らしいってコト
たしかにテレビを見れば悲しいニュース速報や 戦争は絶え間ない
私たちの耳や目に入らない小さな事件や人ごろしがあるけど
もう一度よく考え直してみてごらん
ああ そんな規則も愛しているときはべったり愛してるよ
でもそれだけじゃ光は見えない
規則を守ることだけがなにもかもを解決する道だとは思えない
大切なのはまだいや結局僕にもわからない
学者や先生や政治家も頭をひねるほどだ
一人が二人に増えてやがて群を成す
無駄なものなんてない
確かな思い寄せ集めれば光り輝く光に変わるさ
無意味な事などなにもない
すべてに意味はあって
キミが今悩んでいる事にも理由があるように
すべてに意義があって
誰がなんていおうとそれが真実
この世にわだかまりやら人の意見の食い違いがわずかでもある限り平和は夢のまた夢
すべての人が賛成できすべての人の思いをひとつにする
理屈ならばそれだけなのに難しい
気が遠くなる話だ
でも規則ばかりに埋もれるよりはいくらかマシだ。
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