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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3254] 常識が嫌いなわけ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

常識が嫌いなわけをもし言うなら
たくさんありすぎて語れそうにないや
でも少しなら話せるよ

たとえば平等なんて言いながら完全には平等じゃない
完全な平等なんてみんなが嫌がるよ
だってそしたら先輩も後輩も上司も部下もないみんな同じ地位に立つから困るだろう
同じ扱いにされてはたまったもんじゃない

そして 電車のホーム 朝のラッシュ時
黄色い線より前に少しつま先が出てただけで笛を鳴らされた
1センチも許さないのかよ 駅員のばかやろう 何度も慣らしやがって

おかしな常識がわんさかあふれてる世界
常識が正しいものというなら正しい形になっておくれ

ケーキ屋でいつも聞かれるよ このケーキ箱詰めしますか?
おかしいだろ
ケーキを裸で持ち帰る奴なんていない
もちろん外でも食べられるところはない
持ち帰り専門のケーキ屋
そんでスーパーにゆけばレジを平気で割り込む客 こういう奴が常識を覆すミジンコなんだよ

常識知らずな奴らばかりが
僕だって完全にできてるとは言えないけど
少なくともおまえ等よりはマシだと
大げさなんて言わないで
正しさで僕らを縛るなら なんとかして世の中のお偉いさんよ
明るい未来をください 真っ白い明日をおくれ
何もかも常識でうめ尽くされたらそれはそれで居心地が悪いけど
なあ どう思う?その辺のところ

今はまだ好きになれない 頭下げられても許されない事さ
別に自分をえらく見せようとか考えてないけど
ただ自分たちの味方であるはずの常識が時々おかしよ
常識に嫌われたら僕はきっとまともには生きてはいけないから
常識の事を思えば常識を嫌いになる事もまた常識のため 己のため
いいさ 常識が変わらないなら僕が変わってやる
すべて正しいとは限らないがホントの常識を信じ僕は僕の常識を守るよ
おかしな常識に振り回されない様に。

2008/12/07 (Sun)

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