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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3255] 笑えるときには精いっぱい
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

ああ 悲しくもなるよ
こんな気持ち吹き飛ばすような明るい話はないのか
毎日、暗い話ばっかだ 今日もまた
うまく笑えないや
なんなんだろう この痛み 体中を駆けめぐる悲しみ せつなさ いら立ち そして脱力感
体中のありとあらゆる穴からやる気がぬけてゆく
虚無感に満たされた心だからテーブルの少し離れたとこにある醤油さしを取る力もなくなる

四六時中 涙ばかり流してる気がする そうじゃなければ溜息を吐き出してるかグチってるかのどちらかだ
ホント駄目な生活だ

僕を駄目にするものはなんだろう
僕を駄目にするものは僕自身だろう
僕が駄目になってくのに何もしようとしない
僕が駄目になるのはそんな無気力な僕だけのせいだろう
他人にばかり責任を押し付けてそのくせ都合のいいときだけすり寄ったりして
そんな僕は僕自身でも嫌いになる
僕自身にまで嫌われたら僕は僕は…おしまいだろう そこでジ・エンドさ

だから 笑ってみましょう 笑えなくなるまで
くたばってからじゃ笑えません だから生きているうちに
笑えるうちに笑っといたほうが利口だぜ
あとで悔やまないためにも 笑えるときに笑え 悲しいことがあったときこそ涙よりも笑顔を見せて 自分を悲しみのどん底に突き落とさないで

涙もたまにはいいだろう 悲しいなら泣けばいい
悲しいから泣くんであって悲しいのに泣かないわけがない
だから泣くんだ
そういう理屈も大切だ
だけど 一つだけその理屈に付け足しておいてよ
悲しいからと泣いてばっかいたら涙の海に 悲しみの洪水にのまれておぼれてしまうよ

ねぇ だから 泣きたいときは笑いな
でも時々 涙を見せて 僕は君の本当の気持ち偽れといってるわけじゃないんだ
ただ感情に素直に生きることも大切な事 だけどそれを許さないのが世の中だからそんな理不尽にも負けないためにも強く笑え…

2008/12/07 (Sun)

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