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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[330] 小匙三杯のなみだ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君には恥ずかしくてとても言えないようなこと
今まで僕は知らない間に君に感づくヒントを与えていたらしい

答えなんかなくたって構わない
寧ろない方か有り難い
小さくこぼしたため息が春風に浚われていく

もし
君が許すなら
もし
時が許すなら
桜が散る前に
この思い君に伝えたい
そう言った後で
流した
小匙三杯のなみだ。

2007/01/18 (Thu)

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