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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3304] イメージの中の光
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


目を閉じてみると浮かび上がるイメージ
そのイメージには限界はなくどこまでも果てしなく海のように広がる
でも目を開けてしまうと消えてしまうよ
現実という常識しか存在しない世界じゃイメージなど通用しないのさ

だけど見たんだよ
たしかに僕は見たんだよ
イメージの中でだけ光ることが許される光を
この目で僕は見たんだよ
あの日見たんだよ

さんざんばかにされたけど素晴らしい光
今も時々僕は目にする 目を閉じるたび

夢の中や
まばたきするとき
かすかに見えるよ

イメージの中の光が
悲しそうにひとりぼっち光りながら見えるよ。

2008/12/14 (Sun)

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