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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3506] 最低と最高
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


最低だと思う日があるならば
きっと
最高だと思う日も隣にはある

人生はその繰り返しだ

キミは最高で最低な繰り返しの中で生きる

なんて素晴らしいんだ
なんて恵まれてるんだろう

最低と思う日があるから最高と思える日には最低と思う日に流した涙のぶん笑えるんだから
恵まれてないはずはない
幸せじゃないはずはない

そうだろ?

最高の次には最低が待っていて
最低の次には最高が待っている
涙流した日の次には笑顔できる日が待っている
土砂降りの日ばかりじゃないように必ず晴れの日はおとずれる
心にも晴れ間が差す日かおとずれるんだ

最低と思う日があるならば
きっと
最高だと思う日が隣にはある

そんなふうに生きていけば幸せだと思うよ
喜びにひたる日はたとえ明日心に雨が降ろうと精一杯笑う
真っ白い心で
何もかも忘れて
その喜びに全身つかって全身で喜びにひたる
妥協しないで
最高の日も最低の日も
でも無理はしない

そんなふつうな繰り返しを繰り返してるうちにやがて生きてることの素晴らしさや
今 こうして何不自由なく暮らせることの尊さ 命の大事さに自分でなんとなく気づける

そんな光差す瞬間に人は悲しみにひたってる中でも笑顔を忘れないでいられる

そんなふうに思う

だからこそ悲しみを乗り越えて何か喜びにひたる時精一杯喜べる 悲しみも完全に嫌いにはならずにすむ

そんなふうにも思う。

2009/01/12 (Mon)

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