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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[355] 晴れの兆し
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君は今誰を求めているの
僕は一体なにを求めているんだろう
二人の求めるものが違うから
それぞれが別の道に逸れるのは仕方のないことなんだろうけど

僕はそんな決まりきった運命さえ
今裏切ろうとしている
君を失いたくないがために
僕は猛り狂った獣のように君を愛してた

こんな曇り空なのに
晴れるわけもないと
誰もが諦めても
僕と君だけは信じていた

そしていつの間にか
空は信じられないくらいに晴れ渡り
二人の明日をそっと照らすように
暖かく太陽が顔を出した。

2007/01/20 (Sat)

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