詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
探してる 探してる
僕はずっと昔から
探してる 探してる
あれは何時だったかな
探してた 探してた
このごろは探さなくなった
探してた 探してた
何を探していたのかわからなくなった
見失った何かはいつの何時になくしたかそれは記憶にはないけど探し出した日はおぼえてる
からだからあふれたぶんの涙をもう一度探していた
僕はきっとなくした涙を 笑顔のために
笑顔だけじゃ
そんな毎日じゃつよくはなれない
真の光は差さない
真の人とは呼べない
だから探していたんだ
今 思い出したよ
やっと 思い出せたよ
僕の探し物… 探していた物は遠いあの日なくした形なき思い
きれいなきれいな涙
向こう側が透けてその向こうに笑う僕が見えるくらい澄んだ涙 澄んだ涙
心の中に 絵がひろがる
ほら 涙が舞い戻ってきたよ
お久しぶり…
笑顔くん
こちらもね…
涙くん
再会を祝して
うれし涙と泣き笑いしてみようか
それはいい名案だ
ほら すてきだよ
そうかなぁ…?
なんかすがすがしい気持ち
胸をすくう
これが喜びの涙…。
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