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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3725] 笑顔で終わる1日に
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今日もまた永遠の底に沈む1日 日が暮れて日も沈む
埋没 埋没 悲しい出来事を埋めて 明日は笑おう

笑顔も気持ちも沈む ばかりじゃ悲しい
だから嬉しいときにはかまわず明日のこと考えずに思いきり笑おう
そんな足取りでいい
そんな生き方でいい
悲しみにさいなまれすぎないように生きれさえすればいい

そうしてやがておとずれる命沈む日に笑えればなおいい
終わりよければすべてよし
だけど終わりだけじゃなくその間の時間も楽しければなおよし

笑って沈む

そんな人生なら素晴らしい 素晴らしい

僕は今日も深い眠りの淵へ落ちてゆく
ひらりひらり舞い落ちる枯れ葉のように
せつなくもなんかこう美しく沈む僕

死へと続く道
ただそれだけの日々
否定はしないが
それだけじゃ悲しいから笑って生きなさい
それがむずかしいなら思いきり泣いてみなさい
きっと何か見つかる
きっと何か落ちつく

無情な世に今光がともる
空から闇が落ちる
どこからか昇る月
太陽の裏の月
僕 今 笑ってる?
僕 今 笑えてる?

ねえ…?

笑顔で終わる1日に思ったんだ
涙で終わる1日よりそのほうが楽だと

ややまじめに
すごくまじめに
思ったんだ

ああ もうすぐ夜が視界をぬりつぶす。

2009/03/02 (Mon)

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