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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3726] それでもぼくは生きていく
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


明日もちゃんと生きなくちゃもしかしたならその先に光はあるかも
だからいま死んじゃったらもったいない
死んだあとじゃなにもできない
だからさもう少し生きてみようよ

つらいのはわかる
それを聞いてくれない人がいないのもわかる
でもおまえになにがわかるんだという君の尖った気持ちも痛いほどわかる
それは同じ悩みをもつ人だから

苦しいしつらいしたまにうつっぽくなり
でもぼくは生きていく
苦しくてもつらくても光を見失いたくない

ここまで生きてきた誇りを途中で投げ出したくはない

それでも それでも
ぼくは生きていく
雨が降っても雪にからだが埋まっても
それでも それでも
ぼくは笑っていたい
それが生きる痛みを和らげるただひとつのぼくの浅知恵さ

見上げた空はきれいな茜色
もうそれだけでいいや
よけいなもの願わない
ただ生きてる
その事実だけで幸せなんだ
胸の鼓動をたしかめてぼくは気づいた
その素晴らしさに
悲しみは消えない
されど光も消えない
だからぼくはその光のために生きる
それもまたいいじゃない
そう思ったから
生きれるんだ
生きれるんだ
今日からまた明日へと生きていけるんだ。

2009/03/02 (Mon)

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