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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3734] 見上げた空は晴れているか?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今 聞こう
君に聞こう
見上げた空は晴れているかい?
窓から顔を出せ

今は聞かないで
僕に聞かないで
あと少し 喜びにひたってる僕に聞いてください

今は ほうっておいて

僕曰わくどんなに空が曇っていようと
気持ちが晴れてるなら関係は切れる
誰か曰わくそれは大間違いで空が晴れてないと気持ちも晴れるわけがないさ

本当の喜びは
本当に喜ぶべき日は空も気持ちも晴れた日だと君は言う

見上げた空が晴れていようと雨降りだろうと心の窓はいつも閉めっきり
部屋の窓も右におなじ

それじゃ意味がないだろ
わかっている
わかっている
いや
わかってない
わかってない

見上げた空が晴れてる
でも
僕の心は曇っているよ

だから完全には喜べないな 笑えないな

そうだよな…

明日になったら
聞いてくれ
もし晴れてたら
聞いてくれ

心の天気がもし晴れてたら
一気に晴らす
そんな奇跡が起こったなら
聞いてくれ

そしたら見上げた空と気持ちは晴れているか?と聞かれたら
僕は答えてやるよ
ああ 晴れていると

どちらも晴れてなきゃ本当の喜びといえないなら言ってやるよ
ああ 晴れていると

いつでも完璧を求める世の中に僕は君の代わりに言ってやる
言ってやる

気持ちは君で晴れている
空も君で晴れている
いつも、と

やっと言える
そんな気がする明日
あとは待つだけでいい
答は朝になれば出る。

2009/03/04 (Wed)

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