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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3775] 幻の恋
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

この恋はもう幻だから振り返っても何も見えない
つかの間のときめきも一瞬でさよならの悲しみで涙にぬれてしまう
嘆きに変わる
笑顔も燃える

風のように流れていった思い出は楽しい記憶ばかりを鮮やかに映す
頭の中にあの日の笑顔
じゃまするように悲しい涙
雨が降るようにさらさらとすべてが流されてゆく

たった一度
ぼくがおかした過ちは永遠の罪と化していつかさよなら告げたばかりに幻の恋になる
悲しい恋になる

いつまでも前に進もう 笑顔でいようとするぼくをもどかしい気持ちにする

けっして愛した人だけが悪いとは言わないけど 言わないけど
なんだか悲しい恋だから
ただそれだけでムネの中がらんどう がらんどう

2009/03/19 (Thu)

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