詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
夜の闇に身を潜め
こちらをにらむふたつの目
闇から今にも身を乗り出してきそう
こわい こわい
名探偵さん 助けて
ヘルプミー
小粋な帽子とその頼りない猫背
変な柄のネクタイ
口にくわえたパイプ
いつもなにか考えてそうな表情
つかみ所のないまなざしでわたしをこの闇から連れ出して
おひさまのしたまで連れて行って
夜の探偵さん
正義の味方なら
できるでしょ?
見えてるものだけが正しさとは限らない
誰かが述べるこたえなどたくさんあるうちのひとつに過ぎないから
君のお答えを
夜の探偵さん
虫眼鏡で真実を暴いて
本当の幸せへわたしを連れて行って
こんなのおかしいから
わたしをあなたの胸元に抱えて悪い世の中からわたしを救って
ヘルプミー 名探偵さん
夜の探偵さん!
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