詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
百の嘘をついたならそれの倍の千の真実で罪を挽回するのさ
きっと多くの真実がついてきた嘘をうまく隠してくれるんだ
そんな思惑さえこざかしい真似だなと思うもつい心がゆれる
甘い蜜を吸いに僕は蝶になる
こっちの水は甘いぞ
こっちの水は苦いぞ
選ぶなら言わずもがな甘い水
そんな言い訳ばかり繰り返すからすぐ僕は愛に愛想尽かされる
罪の重さの比ではない
嘘を塗り固めようとした罪も追加され僕は終身刑
君にまで嫌われ
僕は救いようのない
保釈の余地なし
本当 ばかな奴
自分でも思いすぎるほど思う
そんな夜は最も闇を深くする ロンドンの街より霧深い悲しみが僕の心に消化液を撒き散らす
心はもう真っ白
もうジ・エンドさ。
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