詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
はるかなはるかな宇宙の小さな小さな惑星に生まれた僕らは奇跡のようなめぐりあわせを果たした
ある日のなんでもない日曜日
僕らがいる理由やつくられた仕組みはきっと複雑なのにめぐりあったからくりは簡単だよね
ただ僕らはあの日あの時間同じ場所に居合わせたってだけ
でも不思議だ
偶然とばかり言えない
運命じゃないって馬鹿にもできない
だから
つぎ会うときは
あの夜空の向こうに広がる宇宙で会いましょう
もしもこのまま運命のままに僕らは最後の時をむかえ命とじる日がきても宇宙でまた会えるんだ
きっと今まで死んだ人たちは宇宙のどこかにある惑星で生きてる
そんなロマンで悲しみを拭えたら素晴らしい
そういった僕らの顔には花が咲き乱れてる
笑顔ひとつだけ
あなたにささげよう
もう後悔しない
一生で一度の恋
あの世に召され
幽霊になってもね
君を忘れない
君のこと忘れない
お先に失礼
君が見上げた星のどれかその中に僕はいるんだ
ほかの星よりきらめいてしらせるよ
だからつぎの人生は宇宙のどこかにある惑星でまた愛し合おう それまでしばしの我慢だよ
第二の人生はあるよ
悲しみはあるはずない
君とまた会える
君も僕と会える
うれしいなら笑って窓辺壁にもたれて泣いている君
ここからでも見えるよ
すごく悲しいね
距離は無限大
心は近くあろうとも
宇宙は広い
そんな不思議もあるはずだ
地球が生まれて僕らが誕生したようにきっと幕は二度開くはず
願えば永久に僕らは輪廻を繰り返す
前世と同じ僕らは恋人同士また会える
そのときはきっと今いる地球と同じ素敵な惑星で悲しんだり笑ったりまたしようね
遠い話だけど
今から言っておくよ
運命は思いのほか残忍だから。
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