詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
誰かがそこにいる
確かに私にも見える
幽霊じゃない 足はあるから
確証はないけど私が見るからにきっと人間である確率は限りなく100パーセントに近い99パーセント
跳ね上がるその微妙な確率であなたはそこに存在して私もここにいる
現に 現に 現に
命ひとつ 不思議なものさ
この世界に影を落とすだけで僕は形を保てる
まだ生存者
生き残り
もしや死に損ない?
いやな言い方はよしてくれ
とりあえず
幸せだ
それで良いじゃんか
命影たしかめて
今日も生きてる事
確かめられたら笑ってやるよ
私を作った神様
私は私を信じるから
あなたも私を信じて
だから私はあなたに願いをかける
見えなかろうとあなたはいる どこかで私らを見守ってる
そう思うから
今日も私らに生きるチャンスと時間をくれ、な?
あなたはうなずきもせず今日も私らを生かす
たまに裏切る
そんなあなたにありがとう
なんて優しいのだろう
やっぱり神様は出来が違うね
命をありがとう
あなたがくれたなら恩にきります
親と並ぶくらい私はあなたを愛してる。
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