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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[41] お母さん
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


悴んだ両手に息を吹きかけ
白くなった街を歩いていた
もう季節は冬だね
言わなくてもわかるくらいに街は冬の色をしてる

それぞれが願った想いは空へと舞い上がり
サンタクロースにプレゼントを配らせる

あの日願った
ただ一つの願い
ほしかったラジコンよりも
もっともっと大切なことなんだ
それはなくしたはずのお母さん
ごくありふれた幸せをくれた
とっても大好きな僕のお母さん

どうして願いは届いてくれないの?
毎年願っているのにお母さんは帰ってこない
ねぇパパなんでママは帰ってこないの
パパはただただ僕の頭を撫でて
瞳を濡らして笑っていた

僕に届いたもの
それはラジコンカー
お母さんじゃない
何でだろう何でなんだろう
お母さんはどうして僕にあってくれないの
幼いときそれがどうしても不思議でたまらなかった
大人になってようやくわかったよ
お父さん…。

2006/12/13 (Wed)

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