詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どこまでもどこまでも落ちていく 日々
ぼくの毎日はいつでも底のない闇を落ち続けるような 日々
ずっと不思議だったよ
このままぼくはどこまでも落ち続け最後はどこにたどり着くのだろう
花が咲けば
花はやがて散る
海も空も終わりが定められているのさ
果てしない地球の寿命も宇宙の寿命もいつかは尽きるんだ
ぼくらより永いだけだ
落ちていくから何もしないんじゃなく
落ちていくから何かをしようとする心
終わる命だからどうでもいいんじゃなく
何も残せなくても見えない何かを刻むこと愛せたらきっとぼくらの明日は明るくなる
不意にこぼれた涙
地面ではじけて
それはそれはまるで
生命のはかなさを伝えてるようで
精一杯
生きる
限りがあるなら
目一杯
生きる
どうでもいい命ならきっとここにはいないから
見えない 何かを信じて突き進む 未来
絶え間ない 日々
摘み取ってゆこう
作業が終わったら安らかに眠るだけさ
夢もみれる 退屈じゃない
思うほどこわくはないさ
ぼくらのあしたには光がある
イメージは今
リアルと理想の狭間を隔てる壁をぶち壊してぼくの目の前にあらわれて あらわれて そしてきっと何かを手際よくすばらしく変えていく。
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