詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
人のぬくもりにあふれた優しさなら心は優しい色に染まる
まるでそれは擬態して景色に溶けるカメレオンだ 心はこの世で一番正直者さ、正直じいさんよりもね
悲しいときは悲しい色に染まる
心だけは偽れない
その時々の気持ち次第で正直に染まるのさ
顔色見ればまるわかりみたいにね
心は気持ちと同じ色に染まるのさ
いつだってどこにいたって僕は心に正直
逆らえない
逆らえない
表情では偽れたって
心はカメレオン
その長い舌で蠅を食べるように僕の悪い予感を当てて悲しみにさえ舌をのばす
食いしん坊な心
今日も心はなんらかの色だよ
今日は何色かな
笑えてるけど
笑えてるけど
悲しみなら偽れないから笑えてるということは表情と同じ気持ちで嬉しいんだね
僕よ
カメレオンは僕の中で今日も目をくるくる回しながら
涼しげな木陰でそのなんにでも染まれるそのからだを休めてる
出番がくるまで
本当に忙しいのは気持ちによってコロコロ色を変える心のほうだね
カメレオンは汗を垂れ流し今日も僕と一心同体で肩を貸し手を取り合い働くんだ
ありがとう
カメレオン
君の名は
僕の心
それじゃ
かわいそうだから
名前を付けよう
カメレオン
から借りまして
君の名は
生まれた
あの日から
カメレオン
僕はもう決めたんだ
心は今 バラ色
明日への希望がはみ出している
おさまりきれない喜びが見え見えさ
風向きが乗ってきた上向きに急上昇
僕はもう笑いが止まらない 大爆笑 幸せのまっただなか
不思議なもんだね
悲しい中でも
雨に濡れながらも
滑稽に喜びあふれた顔
はみ出した希望が僕をそうさせている
カメレオンは七色に点滅しながら光り輝いてる
光り輝いてるよ。
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