ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 月とツキ

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[4350] 月とツキ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ツキがないなあ
僕には
それにしても
月が今夜はきれいだな
思わず見とれちゃう

輝く月とさめたツキに翻弄されながらもてあそばれながら
神様の手のひらの上でジタバタ悪あがき

文句ばかり
グチばかり
社会のせいにしてばかり
他人のせいにしてばかり

月にもツキにも見放されてしまうまえにどうか白線の外側にはみ出した自分を呼び戻したい

でも本当は自由奔放にただ気ままな自分でい続けたい

なんて思う今
なんて悲しいことか
思わず涙がポロリ
思い出までこぼれそう

月にまで月にまで
同情されて丑三つ時
わら人形の代わりに悲しみが 切なさが僕の胸に焼き後手を当ててくる
釘がいつまでも抜けない
そんな気持ち
今 僕を焦がす
大問題はすでに勃発中。

2009/07/11 (Sat)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -