詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あなたにとって
あなたにとって
大切なものはなんですか?
それは今あなたに優しく変わらない形のままありますか?
大切なのに時に憎んでしまうようなものですか?
憎しみと愛が交錯する
感情の高ぶり
気持ちの散らかりよう
うたにでもして誰かに伝えたいな
大切なものほど傷つけやすくもある
大切なものほど傷つきやすくもある
なくしてなくしたあとに気づいて後悔しても遅いことにまた悔やんでそして繰り返す愚かな所業
風も僕を笑ってる
大切なものはいつも傍にあるのに
気づかない気づけない見えない
心の瞳が役に立たない
映るのはいいところだけ 都合の
いつかいつの日かこの世界が終わりやがて新しい世界がそこにできたとしても
そこには変わらない営みとそして大切なものがあるだけ
僕らはそれを憎むだけ
愛が深ければ深いほど憎しみも深い
愛だけなんてありえないのです
愛だけならばきっと笑顔も涙もむなしい
喧嘩をしてさ
たくさんすれ違ってさ
そんなじかんが愚かに見過ごそうとする自分にストップかけてくれるんだ
わかるだろう?僕も
あなたにとって
あなたにとって
僕にとって
僕にとって
大切なもの
大切なものは
結局はいつまでも
大切なもの
大切なものでしかないのさ
それ以外のなんでもない
大切なのに
大切なはずなのに
傷つけてしまえる不思議
痛みをともなう不思議
愛と憎しみとそして狂おしいほどの気持ち
それでも大切なあなたを 大切なこの限られたじかんを生きれることの幸せ
二人で歩む一歩一歩
二人で刻む一秒一秒
かみしめて抱きしめて僕は 心の歯茎で味わっていきたいな
そんな僕
今はこんなもんしかいえないや
許してくれるかい? 今は
大切な君よ
いつまでも
大切であるように
僕は、僕は…
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