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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[440] みちのうえ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


思えば今まで歩いてきた道は長く険しい道のりだった

こんな風に今までの自分のことを振り返ることも忘れて

気づくと夢の中
あっという間に次の日へと日付が変わってる
子供の時みたいに趣味をする時間もないし
多忙な日々に疲れ果てて寝ることの方が優先されてた

昔の自分が今の僕をみたらどう思うかな
きっと未来に希望を持つなんてできないだろう
だけど昔の自分が今の自分のこと知ることはまずない
だから未来に不安を抱くこともなければ希望を捨てるようなこともない

だけど、こんなはずじゃなかったんだ
けれど、これがきっと僕が選んだ未来なんだ
多忙な毎日に埋もれていく幸せを探すことなく
終わったとしても
これが僕が望んだ何からも縛られない自由な生活なんだろう

そうやって
音もなく舞い込む毎日が
せめてあの頃の僕がみた未来なら
潔く僕はこのまま
この道を歩もう
歩いている途中でふと振り返った
みちのうえ。

2007/01/31 (Wed)

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