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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[454] 昔の古傷
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


言い訳やごまかしはやめにして
本心と本心で語り合おうか
今憎むべきは君のことを傷つけた愚かな自分だ
いくら悔やんでも'君のことを傷つけてしまった'
この事実だけは絶対に消えない
それは僕に下された君を傷つけたことに対しての罰だと思う
一生僕はそれを背負い続ける
どんなことがあろうと手放せない苦い過去になる

今でも思うよ
あの日の出来事を
今でも痛むよ
あの日のお別れが
胸にズシンとのしかかる
そして僕はまた悔やむ
戻りもしない過去の日に後悔の涙を流す
拭っても拭っても
涙は溢れ出す
それは悲しみからの涙ではなく
きっと情けなさからの涙
または悔しさからの涙だろう

だから
こんなに胸が痛む
心に深く刻まれた
別れの傷が痛みます
昔の古傷が痛みます。

2007/02/02 (Fri)

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