詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
見かけ倒しの強がりで
無謀なまでに社会を嫌う
瞳に映るのは自分を罵る幻影でした
社会という大海原に航海へ出るには
それなりの知識と心構えが必要
何よりも踏み出す勇気と決断力が最重要
現実に刃向かうように
立ち向かうみたいに歩き出さなければ
所詮夢なんて飾りにしか過ぎない
夢を語る前に現実を見ろという大人たちの声が耳鳴りのようにいつまでも響いてる
僕は子供?
それとも大人?
どっちも違うな
大人でもなければ子供でもない中途半端な僕は迷いの中
歩き出すことさえおそれていた
現実と夢の狭間で
僕は眠りと目覚めを何度も繰り返し
そうして大人になった
あの頃と同じどうしようもない不安を抱えたまま。
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