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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[562] 哀愁列車
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


昔を懐かしみながら
あの日の自分を思い返してみた
終わりへと向かう列車の窓から眺める景色は次から次へと変わっていく

時が流れていくのを切なく思ったり
時にはうれしく思ったりした
窓に映る景色はいつも淡くどこか悲しげでやさしい色をしていた

哀愁列車に乗ったずっと前から
僕は終わりのあることを知っていたの
知っていて今まで生きてきたの
誰にも話してないけど何度も死にたいと思った
でもそのたび励ましてくれた仲間や愛する君のやさしい声が僕を引き止めてた
あなたたちのおかげで僕はいてこうして今日を迎えられることに笑って感謝
そしておやすみ。

2007/02/24 (Sat)

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